新型コロナウイルス感染症予防に注意しながら元気に過ごす!
高齢者の皆様に気をつけていただきたいポイントをお伝えします。
まずは、感染予防です。
基礎疾患をお持ちの方は、感染症が重症化しやすいので注意しましょう。
感染しないために、手洗いを中心とする感染予防を心がけましょう。
また、コロナ禍で、人との交流が少なくなったり、運動不足になったりしていませんか?
外出自粛の中で起こり得ることを予防し、心身の健康の維持のためにできることをご紹介します。
動かないこと(生活不活発)について
新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにやむなく外出自粛をすることに・・・。
以前よりも身体を動かすことが少なくなっていませんか?
「動かないこと(生活不活発)」により、身体や頭の動きが低下してしまいます。
歩くことや身の回りのことなど生活動作が行いにくくなったり、疲れやすくなったりし、フレイル(虚弱)が進んでいきます。
2週間の寝たきりにより失う筋肉量は7年間に失われる量に匹敵するとも言われています。(参考:日本老年医学会「高齢者として気をつけたいポイント」)
そこで、自宅でもできる介護予防に取り組んでみましょう!!
コロナ禍の今こそ介護予防に取り組みましょう!(介護予防教室で行っている内容紹介)
1.バランスの良い食事をしよう ~手ばかり栄養~
2.お口を清潔に保ちましょう ~口トレ~
3.自宅で運動しましょう ~筋トレ・脳トレ~
4.家族や友人と支え合おう ~支え合い~
1.バランスの良い食事をしよう ~手ばかり栄養~
いつまでも「食」を楽しみ、自立した生活を送るために、簡単にできる手ばかり栄養で3食バランス良く食べましょう。
諫早市介護予防プログラム「手ばかり栄養」(長崎県栄養士会のご協力のもとに作成している市独自のプログラムです)
教室では、調理実習ではなく
続きはこちら→諫早市介護予防プログラム「手ばかり栄養」(PDF:1.5MB)
2.お口を清潔に保ちましょう ~口トレ~
毎食後、寝る前に歯磨きをしましょう。
しっかり噛んで食べる、歌の練習、早口ことばなどの口トレでお口のまわりの筋肉を保ちましょう。
諫早市介護予防プログラム「口(くち)トレプログラム」(諫早市歯科医師会と長崎県歯科衛生士会諫早支部のご協力のもとに作成している市独自のプログラムです。)
続きはこちら→諫早市介護予防プログラム口トレ(PDF:1.2MB)
3.自宅で運動しましょう ~筋トレ・脳トレ~
家の中や庭などでできる運動をしましょう。
家事や、農作業で身体を動かしましょう。
座っている時間を減らし、その分、立ったり歩いたりする時間を増やすことも重要です。
日の当たるところで散歩くらいの運動を心がけましょう。(ただし人混みはさけましょう。)
適度に身体を動かすと、気分転換にもなります。
○身体を守るために自宅でも出来る簡単な筋トレをやってみましょう。
諫早市介護予防プログラム「筋トレ」(鹿屋体育大学・中垣内真樹教授のご協力のもと作成している市独自のプログラムです。)
続きはこちら→諫早市介護予防プログラム「筋トレ」(PDF:1.4MB)
筋トレ動画もあります。
ホームページ内の「動画チャンネル」にて、他の筋トレも見ることができます。→諫早市ホームページ動画チャンネル
○身体を動かしながら楽しくできる脳トレもご紹介します。
諫早市介護予防プログラム「脳トレ」(鹿屋体育大学・中垣内真樹教授のご協力のもと作成している市独自のプログラムです。)
続きはこちら→諫早市介護予防プログラム「脳トレ」(PDF:1.1MB)
脳トレ動画もあります
ホームページ内の「動画チャンネル」にて、他の脳トレも見ることができます。→諫早市ホームページ動画チャンネル
筋トレと脳トレは、You Tubeでも見ることができます。
「諫早市 筋トレ」「諫早市 脳トレ」で検索してください!
4.家族や友人と支え合おう ~支え合い~
外出を控える生活や感染症に対しての不安、それが蓄積すると「疲れ」や「ストレス」になっていく可能性があります。さらには、「うつ」状態になりやすい状況です。
こんな時こそ、家族や友人、地域の方々で励ましあっていくことが大切ですが、
それでも心の健康を保てない時もあります。下記のチェックリストで早めに発見するようにしましょう。
(こころのチェックリスト)
1 | (ここ2週間)毎日の生活に充実感がない | ☆はい | いいえ |
2 | (ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった | ☆はい | いいえ |
3 | (ここ2週間)以前は楽に出来ていたことが今ではおっくうに感じられる | ☆はい | いいえ |
4 | (ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない | ☆はい | いいえ |
5 | (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする | ☆はい | いいえ |
☆の数が2個以上の人は【うつ症状】のサインがでています。
(高齢期の「うつ」の特徴)
○気持ちに変化がなくとも、からだにさまざまな異変がでることがあります |
○認知症と間違えられることがあります |
○大病のあとに発症することがあります |
○うつになると、心筋梗塞・骨粗鬆症・感染症・認知症になりやすく、要介護状態になりやすくなります |
(疲れやストレスの原因を取り除き心身の健康を保つためには)
1 | 必要な情報だけを得る |
ニュースなどで流れる多くの情報に混乱し不安にならないように、今の自分に必要な情報のみを得るようにしましょう。 |
2 | 規則正しい生活をする | 不安から生活習慣が乱れ気味になっていませんか?生活リズムを保って質の良い睡眠を十分にとる、適度な運動をするなど、生活を工夫することでストレスが回避できるので、自分に合った健康管理をしましょう。 |
3 | やりたいことをリストにしてみる | 流行が落ち着いたらやりたいことをリストにしたり、旅のプランを練ってみましょう。 |
4 | 家の中で出来る楽しみを見つける | 読書やDVD鑑賞、音楽鑑賞、ガーデニング、日曜大工、手芸など、家の中でできる新しいことにチャレンジしてみましょう。 |
5 | 離れて暮らす家族など人と連絡を取る | 本人・・・手紙やメール、SNS等を活用した交流をしましょう。家族や近隣の方など、どなたかと電話をして、お互いに元気であるか確認したり、楽しくお話をすることも大切です。
家族・・・帰省も止められ、離れた家族が会うのも難しい状態です。しかし、高齢の親御さんなどにはおせっかいなくらいこまめに連絡をして、孤立感を抱かないようにサポートしてみましょう。 |
このような時だからこそ、できることもあります。
前向きな気持ちで介護予防に取り組みましょう!